背中を丸めて、額を床につける。
その姿勢のまま、深く呼吸するだけで、
まるで、自分の内側にやさしく還っていくような感覚が訪れます。
チャイルドポーズ(バラーサナ)は、
心と身体を“いったん、休める”ことを許してくれる、やさしい動き。
Vol.5では、「暮らしのミリア」とともに、
日常のなかの静けさに、そっと身を委ねてみましょう。
目次
📜ポーズの取り方

- ヨガマットの上に正座し、息を吐きながら、上半身を前に倒します。
- 額をマットにつけ、お尻はかかとの上に。
- 腕は前に伸ばしても、体の横に添えても構いません。
- 肩の力を抜き、背中の広がりと呼吸の流れを感じます。
- 無理に形を整えず、「安心できる位置」を大切に。
“戻ってきていいよ”──
そんなふうに語りかけられているような、
まるで小さな部屋に包まれているような感覚。
暮らしのミリアがそっと差し出す、
温かいお茶や果物の香りが漂うような、やわらかな時間が流れます。
🌿呼吸と意識のポイント
呼吸は“深く吸う”ことよりも、“吐きながら緩む”ことを意識して。
特に背中・肩・腰の広がりに意識を向けながら、
「いま、自分は安心していい」というメッセージを届けるように。
目を閉じても構いません。
✨このポーズの効果
- 背中・腰・股関節の緊張を和らげる
- 自律神経を整え、リラックス効果を高める
- 気持ちの切り替え、ストレス解消にも有効
- ヨガの前後に行うことで、全身が整いやすくなる
- “守られている”感覚を思い出すきっかけに
🪶ミリアからひとこと

このポーズ、わたしはよく“灯りのない時間”に使っています。
忙しさや不安で頭がいっぱいになる前に、
一度すべてを「ただ置いておく」ための、小さな部屋みたいな時間。
無理に立ち上がろうとせず、
静かに丸まって、戻ってこれるような瞬間が、
きっと誰にとっても必要なときがあると思うのです。
🌸まとめ

REALIVE(リアライブ)の“ミリアヨガ”シリーズ、第五弾。
今回は「暮らしのミリア」と共に、
やさしく身体を休める「チャイルドポーズ(バラーサナ)」をご紹介しました。
疲れたとき、考えすぎたとき、
何かに追われそうになったとき……。
そんな時こそ、自分のための“小さな休憩室”を思い出してみてください。
あなたが、静けさのなかで少しでもほっとできますように──🕊️