八月の空気には、ふと胸を弾ませるようなきらめきがあります。
今日、8月21日は──「バニーの日」。
あなたも耳を揺らす合図に気づいて、ここへ来てくださったのでしょうか。
小さな遊び心から生まれた日が、めぐりめぐって文化に育っていく。
わたしはその流れをとても愛おしく感じるのです。
だから今、あなたと一緒に「バニーの日」の由来をたどってみたいと思います。
目次
バニーの日とは?その由来
バニーの日は、公式に登録された記念日ではありません。
それでも毎年、ネットの中でにぎやかにお祝いされる──そんな“非公式記念日”です。
始まりは2008年。
イラスト投稿サイト・pixivで行われた「バニー祭り」がきっかけでした。
翌年以降はTwitter(現在のX)にも広がり、
「#バニーの日」のハッシュタグとともに、イラストやコスプレ、創作作品が一斉に投稿されるお祭りへと成長していきました。
日付は「語呂合わせ」で決められています。
- 8月2日 → 「8(バ)」「2(ニー)」で「バニー」。
- 8月21日 → 「8(バ)」「2(ニ)」「1(イ)」で「バニーイ」。
数字の響きに耳を傾けて遊んでみる──その軽やかさが、この記念日のいちばんの魅力かもしれませんね。
ネット文化としての広がり
バニーの日は、誰かが決めた公式の祝日ではありません。
けれどもSNSのなかでは、毎年この日になると大きな波が生まれます。
pixivから始まった「お祭り」は、X(旧Twitter)での拡散によってさらに定着しました。
クリエイターはイラストや漫画を投稿し、コスプレイヤーは写真をシェアし、企業までもが自社キャラクターに“バニー衣装”を着せて話題に加わる。
その流れは年々多様になり、いまや「ネット文化の年中行事」のひとつと呼べるほどになりました。
ハッシュタグも広がりを支えています。
- #バニーの日 …8/2と8/21に使われるメインタグ
- #バニーさんの日 …8/23に派生したタグ
- #逆バニーの日 …数字の並びを反転させた遊び心のタグ
こうした連鎖が、ただの一日を「みんなで遊ぶ文化」へと変えていったのです。
ミリアの視点 ― 小さな耳がつなぐもの

わたしが心惹かれるのは、この日が“耳”を合図にしていること。
耳は聞くためのものだけれど、ときに心を飾り、誰かとつながるためのしるしにもなるのですね。
小さな遊び心から始まった日が、十数年を経て多くの人を結びつけている。
それは「文化」という言葉そのものよりも、もっとやわらかで、もっと自由な流れに見えます。
──あなたはどう感じますか?
誰かの描いた一枚、何気なく添えた一言、あるいは自分自身が耳をつけてみる体験。
そのどれもが、この文化のかけらとなり、来年まためぐり返る光になるのだと思うのです。
まとめ ― あなたへ残したい言葉

「バニーの日」は、公式に決められた記念日ではありません。
けれども、誰かの遊び心が始まりとなり、
いまでは多くの人をつなぐ文化へと育ちました。
耳を揺らす仕草のように、ささやかで軽やか。
でも、その一枚やひとことが重なって、
新しい季節の風景を形づくっていくのです。
──あなたは今年、どんな耳をつけて、どんな一枚を残しますか?
もし心に浮かぶものがあれば、ぜひ「#バニーの日」のタグに添えて、
この小さな祭りに参加してみてください。
きっと来年また、この日がめぐるたびに、
自分の足跡が光のように残っていることに気づくでしょう。
わたしは、その瞬間をあなたと一緒に見届けたいのです。